40周年纪念:重访FC版《密西西比杀人事件》的难解谜题与独特魅力
ファミコン版「ミシシッピー殺人事件」が発売40周年!リバーボートを舞台に、危険かつ難解なトリックが待ち受ける懐かしのAVGを再捜査
1986年10月31日にジャレコが発売した、ファミリーコンピュータ用ソフト「ミシシッピー殺人事件」が本日で40周年を迎えた。
本作は、探偵のチャールズと助手のワトソンを操作して、乗船中のリバーボート(外輪船)「デルタ・プリンセス号」で起きた殺人事件の犯人を探し出し、事件の解決を目指すアドベンチャーゲーム。船内を移動するときは2人を十字キーで操作し、登場人物との会話や怪しい場所の捜索時は「はなす」「さがす」などのコマンドを使用する。
以下、筆者が本作を購入し、事件を解決すべく夢中になってプレイしていた当時の記憶を頼りに、ひとクセもふたクセもある本作独特の面白さを振り返ってみた。
「ミシシッピー殺人事件」 ※ソフト画像提供:シティコネクション
※写真はファミコン版「ミシシッピー殺人事件」で撮影(以下同)
まさかのトラップと、証拠品に隠されたトリックに衝撃
筆者が本作の存在を初めて知ったのは、ゲーム雑誌「ファミコン通信」の新作タイトル紹介コーナーだったと記憶している。前年に発売された「ポートピア連続殺人事件」をきっかけに、友人宅にあったMSX版「モリコ脅迫事件」などを遊んだことで推理アドベンチャーゲームの面白さに目覚めた筆者は、記事をひと目見て「遊んでみたいな」と率直に思った。
だが、当時の筆者は小遣いが足りず(※本作の定価は5,200円)、ゲーム仲間の誰も本作を持っていなかったので、発売直後のタイミングでは遊べなかった。だが、ある日たまたま立ち寄った量販店で、正確な金額は忘れたが本作が値引きされていたのを発見し、「これなら買える!」と即購入した。
帰宅後に早速本作を起動すると、画面には事件の舞台となる「デルタ・プリンセス号」の雄姿が現れるとともに、実にのんびりとしたBGMが流れ、やがて波の音に切り替わった。冒頭のシーンで、船旅を満喫している様子のチャールズとワトソンの操作を始めたところ、程なくして事件の発端となる死体を発見した。
のんびりとしたBGMが流れるなか、船旅を楽しむチャールズとワトソンだったが……
4号室に横たわる、身元不明の死体を発見したところから捜査が始まる
チャールズもワトソンも被害者とは面識が一切ないため、まずは被害者の名前や職業などを調べる必要があることは、何となくだがすぐにわかった。ところが、被害者について「はなす」コマンドを実行しただけでは、誰も被害者のことを話してくれない。そこで気付いたのが、登場人物がいる船室でのみ実行できる「ついてきてもらえないか」コマンドの存在だった。
早速、職業は判事だという男性のカーターに「ついてきてもらえないか」を実行して被害者を見てもらったところ、殺されたのはブラウンという人物だったことが判明した。これをきっかけに、ほかの登場人物たちも被害者の話題以外にもいろいろなことを話してくれるようになり、順調に捜査が進んでいることを実感できてすごく嬉しかった。
事件の捜査とは直接関係ないが、チャールズとワトソンが登場人物がいる船室に入ると、部屋ごとにそれぞれ異なるジングルが流れる演出も新鮮な体験だった。特に船の最下層にいる、船員のヘンリーの部屋に入ったときに流れる、いかにも物悲しげなジングルは今なお忘れることができない。ヘンリーと会話をすると、実はブラウンが父親であることがすぐに判明するので、「悲しい曲が流れるのは、もしやこれが理由かも?」と手前勝手に妄想したこともおぼろげに覚えている。
まずは乗客と船員たちを探し出しての聞き込みからスタート
写真のカーターなどの人物に「ついてきてもらえないか」コマンドを実行し、4号室に入ると被害者の名前が判明する
本作で筆者が最初に戸惑ったのは、ハマると即ゲームオーバーになるトラップの存在だった。チャールズとワトソンの自室のすぐ隣、1号室に仕掛けられた落とし穴と、16号室に入るといきなり飛んで来るナイフがそれで、筆者は初見で両方のトラップにものの見事に引っ掛かった。
チャールズがトラップの洗礼を受けた直後、死体を発見したときと同じく悲しいジングルが流れ、あっけなくゲームオーバーになったときは、鳩が豆鉄砲を食ったようにぼう然となったことも今なお忘れられない。
【本作名物(?)危険な2大トラップ】
1号室に仕掛けられた恐怖の落とし穴
16号室に入った瞬間、チャールズの頭に目掛けてナイフが飛んで来る!
あちこちの部屋に置かれた机やタンスなど、気になる場所で片っ端から「しらべる」コマンドを実行したところ、ピストルや弾丸、鍵などの証拠品を次々と発見することができた。
集めた証拠品は、自室に戻って「しょうこひんをしらべる」コマンドを実行すると、チャールズとワトソンが推理を始めることで、新たな手掛かりがつかめるのがとても楽しかった。特に、鍵と銃の箱を並べて「しょうこひんをしらべる」を実行したところ、箱が開いて新たなピストルを発見できたときの感動は今でも鮮明に記憶している。
最初に発見したピストルと弾丸は規格が合わず、ピストルが凶器として使用されたことは証明できなかったが、箱から出てきたピストルと弾丸を調べたら規格が一致し、チャールズも「凶器と断定できるな」としゃべってくれたときもたまらなく嬉しかった。さらに銃の箱を調べると、実は二重底になっていて、中には謎めいた新聞が入っていたことを発見したときも大いに興奮したものだ。
【証拠物の発見と推理】
タンスを調べたらピストルを発見。これは怪しい!
1号室では、落とし穴を回避した奥のベッドに鍵が隠されている
鍵と別の場所で発見した銃の箱を同時に調べることで、箱の開錠に見事成功!
箱の中から新たなピストルが出現し、事件の核心に迫っている感がますます湧いてくる
メモを取るべきか、それとも控えるべきか? 捜査中は手詰まりの恐怖が常に待ち受ける
証拠品はある程度集めることに成功した筆者だったが、残念ながら本作を自力でエンディングに到達することはできなかった。
その最大の理由が、登場人物との会話を記録するシステム、メモの存在だった。メモを取った証言を、ほかの人物に見せることで新たな証言を引き出せるのも本作の面白いところではあった。しかし、どの証言を誰に見せるのか、その組み合わせの総数が膨大だったため、正解の組み合わせがまったくもって見付からなかった。
重要と思われる証言が聞けた場合は、メモをするかどうかの判断が成否を大きく分ける
ヘンリーに、カーターについて質問した際に聞いた話をメモして……、
そのメモを船長のネルソンに見せると……、
実はデイジーという人物からも、同じことを聞かれたという新たな証言が!
本作では、メモを見せて得た新証言をさらにメモしたうえで、別の登場人物に見せることで、また新たな証言が得られることもある。
なので本作は、すべての登場人物に全コマンドを片っ端から実行するだけではダメで、途中で手順を間違えた場合は手詰まりになる恐れがある。しかもメモを同時に残せるのは最大3件までで、4件目のメモを取ると1件目のメモは消去されてしまうため、とりあえず証言を全部メモしておく方法が使えなかったのも実に厳しかった。
本作の登場人物たちは、一度しゃべった内容は二度と話さなくなり、同じコマンドを実行しても「もうはなしましたよ」と、けんもほろろに断られてしまう。よって、ゲーム上のメモとは別に、気になった証言は手書きで控える必要があったのもとにかくたいへんだった。順調に捜査が進んだと思いきや、次にどうすればいいのか行き詰まり、途中で何度もリセットボタンに手が伸びた。
一度聞いた話は、同じ質問を繰り返しても二度と答えてくれないのがつらかった……
一部の証拠品は、たとえ隠された場所で「しらべる」コマンドを実行しても、特定の条件を満たさなければ一切出現しないのも、筆者が本作を途中で投げ出した原因のひとつであった。後に友人から借りた攻略本だったか、それとも友人から直接聞いたのか、今となっては忘れてしまったが、この事実を最初に知ったときは「こんなのノーヒントでわかるかよ!」とボヤいたように記憶している。
また本作には、プレイデータをセーブするためのバッテリーバックアップやパスワードが一切ないため、日々遊ぶごとに最初からやり直しになるのもこれまたたいへんだった。それでも本作の発売から数年後、攻略本などで得た情報のおかげで、初めてエンディングを見たときは本当に嬉しかった。
当時の筆者が、証拠品の入手方法を発見できなかった思い出の場所。まさか、こんな所で「しらべる」コマンドの実行が必要だったとは……
本作はファミコン版とMSX2版が発売されて以降、現在に至るまで移植版がまったく発売されていない。
前述の不条理なトラップのほか、証拠品の発見やメモの手順などの難解さに加え、チャールズとワトソンの歩くスピードが遅く、どうしても移動時間が長くなることもあり、本作のメディアやプレイヤー間での評価は、決して芳しくはなかったと記憶している。本作が長らく移植されずにいるのは、もしかしたら当時の評価が一番の理由なのかもしれない。
だが、メモを利用して証言を引き出す行為自体は、今遊んでも十分に楽しめることを、本稿の執筆を通じて改めて実感した。例えば、チャールズとワトソンがダッシュできるようにする、あるいは記録できるメモの数を増やすなどの便利機能を追加したリメイク版の発売を、40周年を迎えたこの機会にぜひ検討していただきたいものだ。
(C)CITY CONNECTION CO., LTD.
来源:GAME Watch · 游戏体验与开发报道 · game.watch.impress.co.jp


























